ガーデニングで植栽する植物は「樹木」と「草花」に大別して考えることができます。
樹木や草花を美しく植栽するには植物の高さを意識してバランスよく配置することが大切ですが、樹木はサイズが大きいため、良くも悪くもその庭のアクセントとなる重要な要素となります。
樹木の中でも3メートル未満の比較的小さいサイズは「低木」と呼びます。
今回は庭づくりでの低木の上手な活用方法を解説します。
低木って？低木を植えることのメリット
庭づくりの際に庭木を植える場合がありますが、庭木の中でも樹高が3メートル未満の樹木を「低木」と定義します。
さらに1メートルに満たない低木を「小低木」と呼ぶ場合もあります。
低木は主に以下のように使用すると効果的です。
低木を並べて生垣に
3メートルというと人間の背丈よりも1メートル以上高く、バンザイをすればなんとか手が届くくらいの高さです。
３メートル程度の低木を庭の外周に並べて植えれば垣根となります。
庭のシンボルツリーに
人間の背丈を越える3メートル近い低木は一本あるだけでその庭のアクセントとなり、あるとないのとではその庭の印象が大きく変わります。
ごく小規模な庭や、花壇でも一本の低木をシンボルツリーにすることで庭としての風格が一段上がります。
立体感の演出に
植栽は高さを合わせることでバランスのとれた印象となりますが、全体的に高さのバランスが取れ過ぎた構成は見る人によって、おもしろ味のない庭と感じる場合もあります。
そこで高さを揃えた草花の中に一本だけ低木を植えることで、意図的なアンバランスさを演出した、立体感のある作庭が成立します。
低木の選び方のポイント
低木を植栽すると、当然、活きた樹木なので徐々に成長します。
庭に植栽する植物は全て意図的に配置されていることが望ましいため、成長によってサイズが変わってしまうと庭全体の統一感を崩してしまうことになりかねません。
ガーデニングにおいて、成長の早い植物はそれだけマメな手入れが必要、と考えることができます。
低木は1〜3メートル程度なので、大きいサイズの場合は高枝切り鋏で剪定します。
生垣の何本もある低木を高枝切り鋏で剪定するのは結構大変な作業なので、生垣用の低木は成長の遅い植物を選ぶのが無難です。
庭木に用いられる樹木で成長の遅い種類は以下があります。
● アスナロ
● イヌツゲ
● エゴノキ
● キャラボク
● キンモクセイ
● クロガネモチ
低木は草花と比べてサイズが大きいため、手入れも手間がかかります。
庭木の購入の際は事前に成長スピードがどの程度かを確認するといいでしょう。
おすすめの低木をご紹介！
低木に用いる樹木は大きく分けて以下の3種類に大別できます。
● 常緑樹
● 針葉樹
● 落葉樹
常緑樹
常緑樹は文字通り、一年中色が変わらず緑に生い茂るため、庭のイメージを常に一定に保つのに有効です。
逆に、季節によって表情を変える庭を求める場合は不向きかもしれません。
常緑樹は花を咲かせる種類も多く、それらを生垣に用いれば色鮮やかな生垣になります。
レッドロビン、トキワマンサク、プリペッド、などは常緑に適度な赤や白が混ざり、控えめながら味わい深い色合いの生垣になり、人気です。
サザンカのように鮮やかな花を咲かせる常緑樹もあり、ガーデニンングにおける常緑樹のおもしろい選択肢といえます。
針葉樹
針葉樹は、寒い地方に自生する葉が針のように尖っている樹木を指します。
日本ではマツ、スギ、ヒノキ、などが有名です。
針葉樹は葉が固く、外側に向かって力強く生えているため生垣に使う低木に適しています。剪定次第では丸みを帯びた形にできるため、見た目はわりと自由に加工できます。
針葉樹特有の尖った葉の種類が欲しい場合はゴールドクレスト、ヒノキ、スギ、などがあります。
針葉樹はガーデニング用だけでも200種類以上あり、非常に選択肢が豊富です。
落葉樹
落葉樹は春に芽吹き、秋になると紅葉して落葉します。
落ち葉の始末の手間はありますが、季節によって表情が変化する庭を作りたい場合に不可欠な存在です。
落葉樹は季節による色鮮やかな変化が魅力のため、ウツギ、セイヨウニンジンボク、などの鮮やかな花を咲かせる種類がおすすめです。
青山造園土木にご相談下さい‼️
青山造園土木
0587-89-0040
愛知県稲沢市井堀高見町33
寒さに強い植物であっても霜が積もらないようにビニールをかぶせて霜除けすることをおすすめします。
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