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2023.9.22
植栽としてのシンボルツリーにおすすめな常緑樹6種類を紹介!
玄関やエントランスにシンボルツリーを植える場合、どのような木が向いているのでしょうか?シンボルツリーは住まいに緑のアクセントを加えるだけではなく、家の「顔」にもなるため慎重に選びたいものです。
今回は、見た目のバランスや、植えた後のお手入れなども考慮しながら、おすすめのシンボルツリーを紹介していきます。
おすすめポイント
- シンボルツリーの役割は「目隠し」「防犯対策」「風よけ」など。
- シンボルツリーは家の外観にあたたかな印象を与える。
- 玄関前や人目につく場所に植えるとトレードマークになるメリットも。
- 「オリーブ」「シマトネリコ」「ホンコンエンシス」「ソヨゴ」「ソテツ」「フェイジョア」がシンボルツリーにおすすめ。
シンボルツリーとは?
シンボルツリーはその名のとおり家のシンボルとなるため、新築時に植栽されることが多い木です。家のスタイルや機能が時代の流れで変わっていくにつれて、建物との調和を大切にした木が選ばれて植栽されています。ここではまず、シンボルツリーが持つ役割や目的、メリットを見ていきましょう。
シンボルツリーが持つ役割や目的
家の周りに花や木が植えられていると、あたたかな印象を与えやすくなります。
シンボルツリーは家のシンボルとして新築時や誕生記念などに植えられることが多く、外構のなかでも一番に目を引く重要な存在です。また、選ぶ種類によって家の印象を変えるだけではなく、ドアの開閉が多い玄関先や道路に面した庭などに植えると、目隠し効果や防犯効果を期待できます。さらに、風除けの役割も担ってくれるのです。
シンボルツリーによって得られる恩恵
シンボルツリーは家の外観(見た目)や生活に、さまざまなメリットを与えます。最大のメリットは、玄関前や人目につく場所に植えると「あの大きな木のある家」というトレードマークになることです。
また、緑があるだけで明るくあたたかな印象の家造りができて、その家で暮らす人にとっても緑のあるスペースは、ホッとできる癒やしスペースとして活用できるでしょう。
そのため、家を引き立たせて癒しを与えてくれるシンボルツリー選びは、大変重要になってきます。選ぶときのポイントとしては、
- どのようなイメージの家にしたいのかテーマを決めておく
- 植栽する場所と広さ、方法を確認しておく
- お世話やお手入れは簡単に済むか
などが挙げられます。
これらのポイントを意識すると、理想のシンボルツリーを見つけやすくなります。
シンボルツリーにおすすめな常緑樹6選
木には大きく分けて、1年中緑の葉がついている常緑樹と、季節により葉を落とす落葉樹があります。通年緑のある家にするならば、常緑樹がぴったりです。常緑樹にも成長の早さや害虫のつきやすさ、葉の形状や色などそれぞれに個性があり、どの木を選べば良いのか迷ってしまうかもしれません。そこで、木の特徴や注意点、お手入れのしやすさから見た、シンボルツリーにおすすめの常緑樹6選を紹介します。
オリーブ
洋風の家に似合う「オリーブ」は、平和の象徴として知られる木です。5月〜6月にかけて白い花を咲かせ、ナチュラルで爽やかな印象を与えてくれます。強い日差しや乾燥にも耐えられる性質のため、暑さが厳しい地方にも向いている木です。
ただ、木の成長スピードがとても早く、7〜8m程にまで大きくなり枝ぶりも広がります。枝を切れば良いと思われるかもしれませんが、切り続けると太く硬い木に変わってしまうため注意が必要です。安らぎを感じる人気のオリーブですが、植栽には広い空間が必要となる木です。
シマトネリコ
「シマトネリコ」は明るく涼やかで、シンボルツリーとして近年人気の木です。暑さに強く強健で、病害虫がつきにくい生育力の強さがあります。樹高は3〜4m程にまで成長し、葉の色は濃い緑色でボリュームも十分です。高さや密度を自分で調整できるため、お手入れのしやすさも人気の理由です。5〜7月には甘い香りのする可憐な花を咲かせて、気持ちを和ませてくれます。
ホンコンエンシス(常緑ヤマボウシ)
「ホンコンエンシス」は日本の気候風土に合った木で、葉の緑と黄色のグラデーションや、季節によりほんのりと赤い色が浮かぶ色彩の豊かさが人気の木です。木を植えると害虫に悩まされることも多いですが、ホンコンエンシスは毛虫がつきにくいため、虫は嫌いだけど木を植えたい人におすすめです。5〜6月頃には可愛らしい白い花を咲かせ、長く楽しめるのも魅力のひとつ。
暑さには強い木ですが、乾燥と寒さには弱い特性があります。特に新芽が出て成長する季節は、乾燥で新葉落ちないように水やりには注意してください。また、冬になるとすべてではありませんが葉が落ちるため、目隠し目的での植栽は避けたい種類です。日当たりの良い場所を好むホンコンエンシスは、周囲を妨げるものがない明るい場所への植栽が最適です。日本の四季を楽しむように、葉の移り変わる彩りを鑑賞することを目的にして選ぶと良いかもしれません。
ソヨゴ
秋に赤い実が付き家のアクセントになる「ソヨゴ」は、耐寒性があり日当たりが悪い場所でも枯れることがほとんどありません。風が吹くと葉がこすれ合い、ソヨソヨと音がするため「ソヨゴ」と名付けられました。木には雄と雌があり、赤い実をつけるのは雌です。成長はゆっくりとしたスピードで、3〜6mほどの大きさになります。
注意したいのは、カビの一種・糸状菌が原因の「黒点病」です。もしも発見した場合は、黒い斑点がある葉と落ち葉を除去し、感染を拡大させないようにしてください。害虫はアブラムシやカイガラムシがつきやすいため、日頃から観察しておくと安心ですね。
ソテツ
日本原産の「ソテツ」はヤシの木のような見た目のオリエンタルな木で、リゾート気分が楽しめると、南国風のお庭のシンボルツリーに選ぶ人が増えています。ソテツは遥か昔から姿を変えず原始的な姿を残す植物で、真っすぐな幹に大きな葉が特徴です。手入れをせずとも自然樹形が整っていて、1年でわずか数cm程しか成長しないため、葉の掃除や剪定の手間はほぼありません。
とても丈夫な植物ですが、風通しが悪い環境は根腐れやカイガラムシがつく原因になります。水やりの頻度が多すぎることや、日当たりが悪いこと、寒さなどには注意が必要です。
フェイジョア
「フェイジョア」は、洋風ガーデンや目隠し用の庭木におすすめです。2m程度の低木で大きくなり過ぎず、圧迫感がないシンボルツリーとしても人気があります。オリーブに似た感じの葉は厚みがあって裏表で色が異なり、幹は赤茶色で白壁の外観によく合います。6月には赤と白で色付いた個性的な花を咲かせ、周囲を華やかな雰囲気にしてくれます。お手入れがしやすく、それでいて花や実を楽しめる人気の低木です。
庭木や植栽の剪定は青山にお任せください。
家に似合うおすすめのシンボルツリー探しから植栽、剪定などのご相談は「青山」にお任せください。せっかく気に入ったシンボルツリーを植栽しても、なかには剪定などお手入れが難しい木もあります。樹高が高い木や成長が早い木の剪定は、木々の特性をよく知るプロに任せるほうが断然、綺麗に維持できます。
「お庭に花壇をつくり四季の花で一杯にしたい」「ライフスタイルに合わせたお庭に変化させたい」など、理想とする家やお庭づくりのお手伝いをさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。お待ちしております。