樹木の移植の時期と方法を解説! | 稲沢市で造園工事・土木工事・剪定するなら株式会社青山

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樹木の移植の時期と方法を解説!

樹木の移植を考えるタイミングは、家の建て替えやリフォームがほとんどです。庭木の移植は木に負担をかけるため、失敗すると大切に育ててきた木が移植後に枯れてしまう場合もあります。

「移植は木を動かすだけ」と思われがちですが、木の種類によって最適な時期が異なり、さらに細かな手順があるため、知れば知るほど難しいと感じるかもしれません。その場合は無理をせず、プロにお任せするのも樹木を守る方法です。この記事では、樹木の移植に最適な時期とその方法を解説しますので、参考にお読みください。

 

この記事のポイント

 

  • 樹木の種類により移植に最適な時期が異なる
  • 2m前後の高さの木は根回し・剪定が重要
  • 移植は素人には難しいことが多く、プロにお任せするのが一般的

 

 

樹木の移植に最適な時期は?

樹木の移植を早急に行わねばならないのは、

  • 土から木の根が見えている時
  • 木の根っこ周りの水はけが悪い時

です。

通常であれば土の下にあるはずの根が見えているのは、根詰まりが起きていて広がるスペースがない状態です。このまま放置すると木の成長が止まってしまう可能性があります。また、木の根元に水たまりが出来ている場合は水はけが悪くなっているため、根腐れして木が枯れてしまいます。この2つの状況でなければ、樹木の種類に合わせた一番良い時期に移植するのが最良です。

 

常緑樹の移植の場合

1年を通して幹や枝に葉がついている、松・ツツジ・サザンカ・モチノキ・シマトネリコなどの常緑樹は、霜がなくなり芽が動き出す前の3月下旬から4月上旬が移植に最適な時期です。

「新芽が出る前なら冬でも良いのでは?」と思われるかもしれませんね。常緑樹は冬でも葉があり水を吸い上げていることから、冬に移植すると水が吸えなくなり木が枯れてしまう可能性があります。そのため、冬の移植は避けて、成長が盛んになる春先から夏に向けた時期の移植が最適なのです。

 

落葉樹の移植の場合

季節ごとに色づき楽しませてくれる落葉樹には、モミジ・ウメ・サクラ・サルスベリなどがあります。移植に最適な時期は、葉が落ちたあとの休眠時期に当たる11月下旬から3月です。

この時期は樹木の重要部位である根の動きがゆっくりとなり、植え替えをしても影響はほとんどないからです。来年も、また次の年もキレイな花と彩りを見せてくれるように、大切に守ってあげたいですね。

 

樹木の移植の方法とは?

せっかく根付いた場所からの植え替えは、木にかなりの負担がかかってしまいます。木にとって最も重要な部分は、「根」です。幹を支える太い根と、水分や栄養分を吸い上げる細い根がありますが、細い根は特に大切な部分で、扱う際には注意が必要です。ここからは、木を移植する手順を説明していきましょう。

 

根回し

移植する木には「根回し」が必要です。特に植樹してから5年以上経つ木は根がしっかりと張っていて、根回しを行わずに適当に根を処理すると、栄養分や水を吸い上げられなくなり枯れてしまうからです。

この頃になると木の高さは2m前後にまで成長しているため、高さを目安にしておくと分かりやすいでしょう。

  • 高さ2mまでの小さな木…根の先端を切断する。
  • 高さ2m以上の木…太い根は表皮を剥ぎ取り切り取り、細い根を出しておく。茶色や黒色の根は中が空洞のため切り取りOK。白い根は生きている証拠です。切り取らずに、そのまま成長させてください。

※注意点

上記の状態にしたら半年〜1年ほど待ち、新たな細い根が成長して出てきたら移植ができる合図です。

 

枝抜き・間引き剪定

根回しの次に行うのが、「枝抜きと間引き剪定」です。木に負担をかけずに成長させるためには、根回しで根を切られた分、水分の蒸発量を減らさねばなりません。枝葉の量を減らしてこれを調節することで、見た目にもスッキリさせられます。

 

掘り起こし・樹木の移植

剪定が済んだら、いよいよ樹木の移植です。庭木を抜いたら、根に付いている土を三分の一ほど落とします。土を残しておくと、植え替え後にも新しい土に馴染みやすくなるためです。

長過ぎる根はこの時に、もう一度切り揃えてから新しい場所へ移します。根の周りに土を優しく埋めたら、根本に軽く土をかけて押し、水をたっぷりと与えれば移植は終了です。新しい場所を気に入ってもらえるように、潤いと休息を与えてあげましょう。

 

樹木の移植を依頼する際に意識しておくポイント

庭づくり ポイント

樹木の移植は小さな木であれば自分でも行うことができますが、自分の背丈を超す高さの木となれば、素人には難しい作業となります。そのため、庭木の移植は専門業者に依頼するのが一般的です。

移植の際には説明した手順のほかにも、天候の影響、害虫駆除や庭全体のバランスなど、専門知識が必要となる問題が起きる可能性があります。長年、大切に成長を見守ってきた樹木に、これからも美しい花を咲かせ四季を感じる演出をしてもらうためにも、移植は庭木のプロにお任せするのが最善です。

 

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