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虫がつかないおすすめの低木をご紹介します

好きな花や木を植えた庭づくり。イメージするだけでもワクワクしてきますね。完成した素敵な庭を維持するためには、毎日のお世話が肝心です。水をあげて枯れ葉や花を取り除いたり、暑さや寒さに対応できるように環境を整えたりする際にひとつ厄介なのが害虫です。

虫が苦手な人にとって、これだけは苦痛で仕方がありませんよね。今回は、そんなお悩みのひとつの解決策として、虫がつきにくい木や虫が付いた時の対処法を紹介します。ぜひ参考にしてください。

 

虫がつきにくい低木4種

残念なことに、虫が付かない木はありません。その代わり虫が付きにくい木はあります。ここでは、その中でも「キンメツゲ」、「シャリンバイ」、「沈丁花(じんちょうげ)」、「アジサイ」の4種を紹介します。

 

キンメツゲ

キンメツゲは、モチノキ科に属する日本原産の植物です。イヌツゲの1種で、背丈の低い真ん丸に仕立てられた生垣として見かけられます。新芽が金色に輝くきれいな姿で知られ、黄色やクリーム色の花が咲き、高さは1〜3mほど。

 

暑さや寒さにも強い品種であるため、鉢植えや寄植えの他、家のシンボルツリーにもぴったりです。虫が付きにくいと言われていても、環境によっては虫がついてしまいます。気をつけたいのは、ハダニとハムキムシ

 

ハダニは葉の裏側に集団で寄生しますが、水が苦手なため定期的に葉水を行うと発生予防ができます。ハムキムシは必ず箸で直接掴み、駆除するようにしてください。

 

シャリンバイ

シャリンバイは、バラ科のシャリンバイ属の常葉低木です。暑さや大気汚染、潮風にも強いため、道路の緑地帯や公園などでよく見かけられます。シャリンバイの名前は、車輪状の葉と1つ1つの花序が梅に似ているからです。5〜6月になると枝先に白い花を咲かせ、秋には黒紫色の果実をつけます。

 

最大の天敵はカイガラムシです。シャリンバイの葉や枝に寄生すると、樹液を吸い、木の成長を妨げます。花の咲く頃に幼虫を見つけたら成虫になるのを防ぐため、すぐに駆除してください。カイガラムシによる被害はこれだけではなく、フンなどの排泄物にカビが生えると「すす病」という病気を発症します。カイガラムシの予防には、日当たりと風通しを良くし、葉が混みあっている箇所には剪定を行うようにしてください。

 

沈丁花


沈丁花は、室町時代に中国から渡来してきた常緑低木です。クチナシ、キンモクセイと並び「三大香木」として知られています。光沢のある葉をもち、春先には丁子のような形の花が咲く丈夫な木です。花は白やピンク、紫、クリーム色と種類が多く6月に花を咲かせますが、生育が良いため剪定が必要です。

 

比較的虫はつきにくい木ですが、新芽の時期にはアブラムシに注意しなければなりません。吸汁されると花や葉が異常な形となる場合があるため、毎日のお世話の際にはアブラムシがいないかよく観察してください。

 

アジサイ

アジサイは、アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。日本原産のガクアジサイが西洋に渡り、次々と改良されて新品種が生まれ、ガクアジサイとして日本に逆輸入されました。梅雨を代表する花といったイメージが強く、例年5〜7月に花を咲かせます。ピンクや紫、ブルーなど花の色や種類も豊富で、好きな花はアジサイと答える人も多い人気の品種ですね。

 

アジサイは鉢植えされているのをよく見かけますが、地植にすると最大3mほどまで成長します。翌年度も美しい花を咲かせるためには、鉢植え、地植共に剪定が必要です。梅雨時期に咲く花のため、カタツムリやナメクジの被害に注意せねばなりません。

 

虫をつきにくくする予防法

せっかく選んで植えた木の成長は、しっかりと見守りたいですね。木に虫がつかないようにするためには、先に予防策を施しておくのが最善な方法です。

 

予防法としては、
・日当たりと水はけの良い環境を整える
・草木灰の使用
・木酢液の使用
・ハーブを植える
・薬剤の散布
・こまめな剪定や掃除
などがあげられます。

 

虫は日当たりが悪くジメジメとした湿気の多い場所が好きです。虫が好む環境にはしない!しかし、日当たりが良すぎても、植物にとっては苦痛でしかないでしょう。特に西日の当たリ過ぎにも注意が必要です。

 

草木灰は草木を燃焼させた時の灰です。これを土にまき虫よけにするのですが、量が多すぎると地中がアルカリ性に傾き、植物が育たなくなってしまいます。また、酸性土壌に戻すのも難しくなるため、適度な量をまくように気をつけなければなりません。

 

木酢液は炭を作る際に発生する水蒸気を冷却した液です。除菌や消炎の効果があるとされ、使用時には1L当たり1杯の木酢液を溶かして散布します。

 

虫の嫌う匂いを放つ木を選び、植えてみるのもおすすめです。特にハーブ類は効果があるとされていて、その成分は防虫剤にも使用されている商品があります。庭に植えておけば香りも良く、料理に使えるものもあり、ハーブを植える人も多いようです。

 

花も木も生きています。こまめな掃除や剪定をして、植物が生きやすく成長しやすいような環境を整えてあげるのも予防法の1つです。

 

それでも虫がついてしまった場合の対処方法

予防はしたのに虫がついてしまったときには、早急に駆除をしなければなりません。目に見える虫は、ピンセットなどで駆使し、数が多い時には薬剤を散布します。虫の種類によって効果が薄い場合があるため、その虫に合わせた殺虫剤の使用が必須です。また、薬剤を使用する際には、木にも薬害の影響があるかもしれません。

 

木にまったく虫を寄せ付けなくすることが難しいなら、まずは虫のつきにくい木を選び、虫が好まない環境にしておくのが最良の方法です。木のためにも、なるべくであれば薬剤は使用したくありませんよね。そのためには、日頃から植物の様子をよく観察することが大切です。

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